樒(しきみ)の発送2010-09-20 Mon 11:01
大好きなおばあちゃんが、お彼岸を前にしきみの発送に奮闘している。しきみ(樒)は関東ではしきびと言うそうですが、ここ種子島でも田舎の人はしきびと言っています。神聖な樹木で仏式ではよく使われます。特に浄土真宗などでは必要不可欠なので浄土真宗が根付いた地域関西・近畿・北陸などでは供花もシキミが多いとされています。しかし昨今のお葬式は菊などの色花が多く使われるようになり、影をひそめているようですが、創価学会では色花ではなくこのしきみが使われるそうです。
今日はおばあちゃんの畑に行って、しきみを切り出し、虫食い、新芽などを取り除き、形の美しいものに選定していきます。そしていよいよ束ねていきます。しかしこれには熟練した技が必要。高い木を中心にして、その周りに隙間がないように360度どこから見ても美しい型に束ねるのです。私の1号のしきみもだめでした。おばあちゃんの手によって奇麗に直されました。 ひとつひとつ真心をこめて作り上げられる束、故人を思う気持ちにおばあちゃんの心が込めれれています。 ![]() スポンサーサイト
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